デブサミ 2012 ベストスピーカー特別賞(セッション部門)の受賞について

プレゼン, マーケティングイベント, プレゼン, エバンジェリズム

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本年2月に開催された Developers Summit 2012 (デブサミ 2012) での私のセッションを特別賞(セッション部門)に選出いただけたとのことで、本日表彰をしていただきました。

受賞できたのは、ひとえに、デブサミにご参加いただいた皆様のおかげです。感謝、感謝です。

今回のセッションは、参加希望者多数ということで、一番大きい部屋に変更という開催前からうれしいことがありました。セッション後も、多くの方々から反響をいただきました。Ask the Speaker には涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。セッション内容だけでなく、プレゼン資料、プレゼン方法やしゃべりについても多くのフィードバックをいただきました。

デブサミでは、3年連続でセッションを担当させていただいております。2年前は、Visual Studio 2010 のリリース目前にアジャイルと Visual Studio について講演しました。1年前は、ALM についてということで、(スポンサーセッションのくせに)ツールの話はほとんどしないと覚悟を決めて講演しました。今回の3回目は、10年後も通用する開発環境ということで、アジャイルソフトウェアエンジニアリングについて Visual Studio 11 のデモを具体例という形で無償の大型イベントではお初のご紹介も交えて講演しました。

実は、この3つのセッションは、連続ものでして、この3つを3年かけて聞いていただいた方だけしか得られないものがある(と思っている)のです。それはここでも決して語りませんが、言えることは、「10年前ではどんな方法でも伝わらなかったことが、3年かければ伝わるくらいよい世の中になっている」ということかなと思います。私は、このエリアで10年以上のキャリアがあるのでその実感が強くあります。まだまだ日本のソフトウェアエンジニアリングは進化できると思っています。

このセッションでは、開発環境ということで、ツール活用も含めてお話ししていますが、「開発者よ、貴重な時間を開発ツールなんかに割くなかれ、ビジネス価値を高める素晴らしいソフトウェアを創るクリエイティブなことにもっと力を注がれよ」という裏メッセージがあります。開発環境は進化しています。方法論やエンジニアリングのナレッジも蓄積されてきています。今まで「どうせできない」、「そこまでやるべきではない」と思っていたことが、すでにできる世の中になっています。そして、ツールは手段でしかないのでツールに没頭するのではなく、目的にまい進してもらいたいですし、そのためのツールであってほしいと願っています。その状況が日本のソフトウェアエンジニアリングの現場であたりまえになったとき、おそらく日本のソフトウェア開発は世界をリードする存在になっていると思いますし、私は役目を終えていると思っています。

Visual Studio ですが、上述のように「目的」を果たすための便利な道具/環境として非常にバランスよく仕上がっています。Visual Studio から遠ざかっていた方々は、ぜひ「ひとつの具体例」としてでいいので、ウォッチしてください(すべて無償で評価版もありますので)。Visual Studio を使っているけど、IDE としてだけ使っている方は、「本当に価値を提供し続けるエンジニアリング環境なのか?」ご自身、現場について自問自答してみてください。そして、Visual Studio 2010 でも 11 でもいいので、その世界観を今一度、見つめなおしてみてください。あくまで、手段の評価ではなく、目的のための評価としてみていただけることを強くお勧めします。

最後に、改めまして、日本のデベロッパーの最大にして最高のイベントであるデブサミの10年の節目に受賞することができてとてもうれしく思います。ご参加いただいた皆様、デブサミ実行委員、スタッフの皆様、表彰のためお忙しい中、東京・品川までお越しくださった岩切さんをはじめとするデブサミ事務局の皆様、ありがとうございました。

デブサミでお話した内容はその場限りのものでもありません。今からでも遅くないですので、ご質問やフィードバック(GoodもNo Goodも)いただけれ幸いです。

ありがとうございました。