意外と知らない Windows OS 標準の「ステップ記録ツール」

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操作の手順を記録したい

Windows 7 からアプリケーションの操作をステップごとに記録してくれる便利なツールが付属しています。それが、「ステップ記録ツール」です。

Windows 7 では、「問題ステップ記録ツール」という名称でした。Windows 8, 8.1, 10 では、「ステップ記録ツール」という名称で統一されています。

スタートメニューに表示されないため、知らない人も多いツールです。エンドユーザーで知っている人はまずいないでしょう。

このツールを利用することで、操作を記録して、その様子をまとめたレポートを作成してくれます。アプリケーションのユーザーさんから問い合わせがあったときに、手順を教えてもらったり、不具合の再現方法をいただく際に重宝します。

 

起動

Windows の検索にて、「記録」や「ステップ」と入力してみましょう。「ステップ記録ツール」が検索結果に表示されます。

上図は、Windows 10 でのスクリーンショットです。

 

使用方法

使用方法は、ユーザーインターフェイスを見れば一目瞭然です。

[記録の開始] をクリックすると以降の操作を記録してくれます。

記録中はユーザーインターフェイスが上図のようになります。

記録中にマウスクリックをした箇所については、以下のようにクリックを識別してくれていることがわかる効果が見受けられます。

適時コメントを追加したりすることができます。コメント時は、画面ショットとともに残すことができるので、何が起きてそのときにどうなったか、どうなってほしかったか、どう思ったかを記録しておけます。便利ですね。

一通りの操作を終えたら、[記録の停止] で終了します。中断したい場合は、[記録の一時中止] です。

 

結果の出力と確認

[記録の停止] をクリックすると結果が表示されます。

Windows 7 と 8 では、レポートが日本語で記録されています:

Windows 10 では、確認した限りでは、レポート文章は、英語になっています。

ただし、ステップの動作についての記録は、日本語で記載されていますので、問題ないでしょう。例えば、「ユーザーによるキーボード入力(”デスクトップ(ウィンドウ)” 上)[…] のように記載されています。

どこの領域をクリックしたか、キーボードでどのように入力したかなど操作と画面ショットが自動取得されてレポートされていきます。

レポートの下部には、詳細な情報がレポートされていますので、そこだけでも問題や操作を把握するのに十分な情報を把握できることがわかります。

[保存] をクリックすることでレポートを保存できます。Windows 8 では、メールで送信する機能がありましたが、Windows 10 では廃止されたようです。

ZIP 形式で圧縮されて保存されるため、適時メールで送信したり、共有フォルダで共有したり、HipChat や Slack で共有したりできます。

中身は、 Web アーカイブ単一ファイル形式(.mht)となりますので、Internet Explorer で閲覧することができますね。

閲覧すると、操作記録レポートと全く同じものが閲覧できることがわかります。

このようにユーザーとのやりとりで再現性を確認する作業を手助けしてくれるツールとなります。

 

設定

必要最小限ですが、設定を変更することもできます。自動取得する画面ショット数などを変更できます。

[?] をクリックすると [設定] がメニューにでてきます(分かりにくいw)

これだけです。

 

あくまで記録ツール

Windows 標準搭載のツールなので、ユーザーから情報を収集する際に役に立ちます。しかし、あくまでステップの記録ツールであることにご注意ください。

これはテストツールではありません。テストエビデンスとして記録を残すならばその作業を軽減はできるでしょうが、詳細情報を残す、レポートするには不向きです。

それらは、専用ツールに任せましょう。例えば、Web アプリケーションの画面ショットや詳細な指摘箇所をリッチに表現し、そのままバグ報告やフィードバックができるものがあります。

JIRA Software と連携するアドオンの Capture for JIRA がその代表です。

 

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