Trello と JIRA, Confluence, Bitbucket, HipChat の連携、次のステップへ

チーム開発

この記事の所要時間: 14

Trello が発表

Trello から Atlassian 製品との連携についてのブログでの発表がありました。

それを受けて Atlassian からも本件について発表がありました。

それぞれのどんな連携ができるのかは上記の前者(Trello)記事をご覧ください。ざくっというと:

  • Confluence: Trello カードから Confluence ページの作成や関連付け(Confluence ページからも Trello カードへリンクされる)
  • JIRA: Trello カードから JIRA 課題の作成や関連付け。強力なワークフローへの移管や移譲が可能に(JIRA 課題からも Trello カードへリンクされる)。Trello カードでも関連する JIRA 課題数が明示
  • Bitbucket: Trello カードと Bitbucket ブランチ、コミット、プルリクエストを関連付け。ブランチの作成
  • HipChat: 通知のほか、HipChat から Trello カードの作成などが可能
Trello と Atlassian 製品の連携による可視化の強化
Trello と Atlassian 製品の連携による可視化の強化

Trello は、Power-UP により拡張が可能ですが、Atlassian の仲間入りを果たした Trello も Atlassian 製品/サービスとの連携が強化したことになります。

なお、連携の対象となるのは、Atlassian のクラウド版の各製品となります。

 

設定方法

Trello から設定を行います(HipChat を除く)。

Trello: ボードメニューを表示
Trello: ボードメニューを表示

「ボードメニューを表示」をクリックします。

Trello: Power-Up をクリック
Trello: Power-Up をクリック

ここに、JIRA Cloud, Bitbucket Cloud, Confluence Cloud が表示されます。

[有効化] ボタンをクリックすると連携が有効となります(要、設定)。

 

Bitbucket Cloud と Trello の連携設定

まずは、Bitbucket Cloud の連携有効化を見ていきましょう。

Trello: Bitbucket Cloud の有効化
Trello: Bitbucket Cloud の有効化
Trello: Bitbucket Cloud の設定
Trello: Bitbucket Cloud の設定

「Power-Upの設定を編集」で設定を行います。

Trello: Bitbucket Cloud のリポジトリの追加
Trello: Bitbucket Cloud のリポジトリの追加

[Add Repo] ボタンをクリックし、接続する Bitbucket Cloud の認証を行います(初回のみ)。

Trello: Bitbucket Cloud への接続
Trello: Bitbucket Cloud への接続

接続すると、アクセス許可の画面となります(要、ポップアップ ブロックの解除)。

Bitbucket Cloud: アクセス許可
Bitbucket Cloud: アクセス許可

設定は、概ね以上です。実にシンプルです。

 

JIRA Cloud または Confluence Cloud と Trello の連携設定

JIRA Cloud と Confluence Cloud では、それぞれの URL (例: https://xxxxx.atlassian.net)を入力して接続します。

Trello: Confluence Cloud への接続
Trello: Confluence Cloud への接続

するとしばらく接続中の画面になります。

Trello と JIRA Cloud の連携設定中
Trello と JIRA Cloud の連携設定中

設定は以上です。設定に難しいポイントはありません。

 

連携機能の利用

利用も直感的です。Trello カードから各ツールと連携できます。

Trello: Power-Up 項目にて、関連付け
Trello: Power-Up 項目にて、関連付け

 

Bitbucket 連携

Trello: Bitbucket Cloud のブランチの作成
Trello: Bitbucket Cloud のブランチの作成

「ブランチを作成」をクリックすると、Bitbucket のブランチ作成画面に遷移します。

Bitbucket: Trello カードに関連したブランチの作成
Bitbucket: Trello カードに関連したブランチの作成

これだけです。

次に、「最近表示したブランチの添付」をみていきましょう。

Trello: 既存ブランチとの関連付け
Trello: 既存ブランチとの関連付け

最近に表示したことがあるブランチの一覧がでてくるので、そのカードと関連付け(添付)したいものを選びます。ない場合も、ブランチの検索、別のリポジトリからのブランチ選択が可能です。

同様に、コミットを関連付け(添付)することができます。「最近表示したコミット」をクリックします。

Trello: コミットとの関連付け
Trello: コミットとの関連付け

これだけでコミットと Trello カードを関連づけることができます。

次に、プルリクエストと Trello カードの関連付けです。

Trello: プルリクエストとの関連付け
Trello: プルリクエストとの関連付け

同様に選択するだけです。

これらによって、Trello カードひとつひとつとその成果である、Bitbucket Cloud 上のブランチ、コミット、プルリクエストと関連付けができるわけです。

例えば、Trello カード駆動で開発を行う際は、

  1. Trello カードからブランチを作成する
  2. Bitbucket にて、コミットをする
  3. Trello カードから関連するコミットを関連付けする
  4. Bitbucket にて、プルリクエストを作成する
  5. Trello カードから関連するプルリクエストを関連付けする

とすると一連のコーディングのライフサイクルを把握しやすくなります。他の人に明示的にプルリクエストのレビュー依頼を出す場合は、Trello カードでタスクを作り、レビュワーを担当として、そのカードに予めレビュー対象のプルリクエストを関連付けしてあげるというのも親切かつ、レビュータスクの明確化になっていいですね。

 

Confluence 連携

Confluence の既存ページとの連携はもちろんのこと、新規ページも作成できます。関連付けしたものは、Confluence ページから Trello カードへのリンクも作成されます。

Trello: Confluence のページと連携
Trello: Confluence のページと連携

 

Trello: Confluence Cloud 既存ページと関連付け
Trello: Confluence Cloud 既存ページと関連付け

既存ページとの関連づけにより、前タスクの成果物である文書を参照しやすくするために Trello カードとページを関連づけてあげるといいですね。

また、Confluence での議事録と複数の Trello カードを関連付けすることで、議事録のアクションアイテムを Trello カードで可視化するという使い方も考えられます。

新規ページ作成は、その Trello カードで実施した結果の記録して関連付けするとよいですね。

 

JIRA 連携

JIRA の課題とも関連付けできます。新規の課題を作成することもできます。双方向リンクも設定されます。

Trello: JIRA 課題との連携
Trello: JIRA 課題との連携
Trello: 既存の JIRA 課題との関連付け
Trello: 既存の JIRA 課題との関連付け

Trello と JIRA は、同系統のツールと思われがちですが、用途や使い手に応じて使い分けするのもよいです。一番明示しやすい特徴は以下です。

  • Trello: 軽量で可視化しやすい
  • JIRA: ワークフローを形成できる

Trello はなんでもカード化してボードで可視化するのに適していますが、ワークフローがないので、例えば、承認フローや、開発フロー、ヘルプデスクのフローなどは成熟したチームでないと合わない場合があります。JIRA は、ワークフローを形成できるのでその辺りは JIRA に任せた方がいいです。また、インシデントの登録やバグ/バックログの追加などは、JIRA や JIRA と他のシステムとの連携が多く実績があるので、それに任せるという考え方もあります。

したがって、Trello でカードを作り、そのカードに関連する承認フローや開発フローは、JIRA にて行う(そのブリッジとして関連付けする)というのが考えられます。

また、既存のオーサライズされた JIRA タスクを少し小規模であったりカジュアルなタスクとして遂行したい場合に、JIRA タスクと Trello の複数カードを関連付けするのもいいでしょう。

 

Trello でのそれぞれの可視化

Trello からは、Atlassian 製品の状況をボードでもカードでも確認可能となります。

Trello: ボードで可視化
Trello: ボードで可視化

各 Trello カードに、それぞれ関連付けされているものが表示されるので詳細を見なくてもボリューム感がわかります。

Trello: カードへ詳細を把握
Trello: カードへ詳細を把握

カードの詳細情報を見れば、詳細な関連付けられたものの内容も把握できます。もちろん、それぞれのリソースにハイパーリンクで辿っていけます。

 

 

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